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精神科の素朴な疑問|第3回

精神科と心療内科の違いは何ですか

[受診科目に迷っている方][初めてこころの不調について相談する方]   監修:院長 冨田真幸(精神保健指定医)


「気分の落ち込みや眠れない日が続いているけれど、心療内科と精神科のどちらに相談すればいいのか分からず、受診の一歩が踏み出せない」という声を耳にします。この記事では、精神科と心療内科がそれぞれ何を診る科なのか、迷ったときにどう考えればよいかを分かりやすく整理します。

精神科と心療内科は、それぞれ何を診る科なのか

精神科は、気分の落ち込みや不安、不眠、意欲の低下、幻覚・妄想といった、こころの状態そのものに現れる症状を対象とする診療科です。うつ病・双極性障害・統合失調症・不安障害など、こころの病気の診断と治療を専門的に行い、必要に応じて薬物療法やカウンセリングを組み合わせます。

一方、心療内科はもともと内科の一分野として発展してきた診療科で、ストレスなど心理的な要因が関係して起こる身体の症状(胃痛、頭痛、動悸、めまいなど)を中心に扱います。検査をしても身体に明らかな異常が見つからないものの、つらい症状が続いているという場合に相談されることが多い科です。

実際には、どちらの科でも重なって対応していることが多い

「気分の落ち込み」も「体の不調」も、実際には同時に現れることが少なくありません。そのため、精神科と心療内科の両方を標榜している医療機関も多く、大泉病院も精神科・心療内科の両方を専門とする病院として外来診療を行っています。標榜されている科名だけで厳密に振り分けようとせず、まずはご自身の症状を伝えることを優先していただいて構いません。

✓ 受診先を考えるときの目安

  • 気分の落ち込み、眠れない、何をしても楽しめない、不安が強いなど、こころの状態が中心にある → 精神科でのご相談が向いています
  • 動悸・腹痛・頭痛など体の症状が強く、内科的な検査では異常が見つからない → 心療内科的なアプローチが向いている場合があります
  • どちらか判断がつかない場合も、まずはお電話で症状をそのままお伝えいただければ、適した診療科・受診方法をご案内します

⚠ 「心療内科の方が軽い症状向け」というわけではありません

心療内科の方が精神科より相談のハードルが低い、精神科は重症の方が行く場所、といったイメージを持たれる方が少なくありません。しかし診療科の呼び名と症状の重さは必ずしも一致しません。精神科では、軽度の不眠や気分の落ち込みについてのご相談も日常的に行っています。呼び名にとらわれず、つらさが続いているのであれば早めにご相談いただくことをおすすめします。

よくある質問

Q. 精神科と心療内科、両方を標榜しているクリニックはどちらを選べばいいですか?

A. 標榜科名だけで判断する必要はありません。実際にどのような症状に対応しているかは医療機関によって異なるため、電話や公式サイトで確認してから受診されることをおすすめします。

Q. 心療内科に通っていますが、なかなか良くならない場合はどうすればいいですか?

A. 症状の経過によっては、精神科的な視点からの治療が有効な場合があります。まずは現在かかっている医師に相談するか、他の医療機関へのセカンドオピニオンを検討されてもよいでしょう。

Q. 精神科を受診することに抵抗があります。何か対処法はありますか?

A. 精神科への抵抗感を持つ方は少なくありません。無理にすべてをおひとりで整理してから受診する必要はなく、まずはお電話で今の状態を伝えていただくだけでも構いません。

Q. 大泉病院では精神科・心療内科のどちらの診療を行っていますか?

A. 大泉病院は精神科・心療内科を専門とする病院として外来診療を行っています。症状がどちらの科に当てはまるか分からない場合も、まずはご相談ください。

受診をご検討の方へ

大泉病院の初診は予約制です。ご本人からでも、ご家族・支援者の方からでもお申し込みいただけます。

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03-3924-2111

受付:月〜土 9:00〜11:30 / 13:00〜15:00(水・土は午前のみ/日曜・祝日休診)

監修 冨田真幸(大泉病院 院長・精神保健指定医・日本精神神経学会精神科専門医制度指導医)

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